2024年(令和6年)先進的窓リノベ 令和5年12月7日付情報
補助制度の趣旨
- 宅で一番冷暖房のロスが大きい窓の断熱性能を高めることで、冷暖房で消費するエネルギーを削減と、家計負担の軽減を目的とします。
- そして、向かえる2030年度の家庭部門から排出されるCO2(温室効果ガス)を2013年と比較して7割削減という目標と、2050年度において、既存住宅の断熱水準がZEH基準(太陽光発電など創エネ設備と断熱技術を駆使して、家庭で消費するエネルギーを事実上ゼロにする住宅)を満たすという目標に貢献することを目的としています。
補助対象要件
- 本事業に登録されている建築業者と、窓の断熱性能1.9W/㎡・Kを満たす窓の改修工事の請負契約を結び、実施されるリフォーム工事
- 共同事業実施契約を結ぶこと(事実上の補助事業申込の確認書)
- 登録された窓建材を使う事
メモ:
既存住宅においては、まだまだ単層の窓ガラスのアルミサッシが多く、この窓と比べると3倍。ペアガラス入りのアルミサッシと比べて2倍の断熱性能を持った窓にリフォームすることが求められています。
対象となる工事概要
①窓ガラス交換②内窓の設置③現在の窓の交換(カバー工法と壁はつり=壁を一部壊す)工法の3つです。
対象者
すでに誰かが生活をしている住宅。もしくは建築完了後1年を超えている住宅であり、下を方が対象となります。
- 所有者
- 賃貸住宅のオーナー・法人
- 賃貸住宅の入居者
- 集合住宅の管理組合
申請最低額
補助額で5万以上(5万円OK)でなければなりません。
補助額
4階以上のマンションにお住いの方は下になります。
上の3階以下の建物との違いは、外窓交換です。その理由は階層が高い建物用の窓建材は、3階までの窓建材と比べて、費用が高いからです。
認められない工事
- 窓の一部のみのリフォーム。
- 例えば上下二段に積み重なっている窓の上だけ工事。
- ドアの工事・ドアのガラスの工事。
- 窓リノベ登録事業以外の工事。
- お客様が窓資材を購入し、窓リノベ登録事業者が取付のみを行う工事。
注意事項
- 先進的窓リノベの補助金は、お客様ではなく、窓リノベ登録事業者の口座に振り込まれます。そのため、登録事業者は責任をもって、お客様に確実に補助金を届けなければなりません。お客様への支給方法は、下の2つの方法があります。
- 事業者による立替払い
- 助予定額を工事代金支払額から差し引いた額面を、お客様にはお支払いを頂く方法
- 後払い
- 先進的窓リノベ窓口からの補助金着金後に、お客様に補助金を届ける方法
- メモ:
- どちらの方法をとるのかは、工事請負契約書(工事契約書)に書き添えてもらった方がよいと思います。
タイムスケジュール
- 対象となる工事
- 令和5年11月2日以降に着手した工事
- すでにスタートしていることなります
- リノベ事業者登録の開始
- 令和6年1月。令和5年度に登録済みの事業者は自動登録されます。
- 補助申請の開始
- 令和6年3月。
- 補助申請の締め切り
- 令和6年12月末日まで。予算消化時点で終了
先進的窓リノベの効果
- 東京都西多摩地区の築30年弱のマンションの西向きの寝室テラス窓です。西向きのお部屋ですので、午前8時では太陽の影響を受けません。冬は寒く、結露で、そして夏は西日で悩まされたお部屋です。
- 先進的窓リノベSランク(Uw1.5)の窓リフォーム後の熱画像です。暖房はまだ使っていません。外気8.4度に対し室温は18.4度。湿度57%。
- 全体的にオレンジ色になっています。壁も窓も冷たくない=お部屋の冷え込みがありません。ベッドから出てもストレスなく、着替えることができます。
- 快適なお部屋づくりの一つに、天井付近の温度と床付近の温度差は、3度以内になるように計画をするという指標があります。このお部屋は窓リフォームだけで、実現できています。
- 先進的窓リノベの最大の効果は、冷たい場所を作らず快適な環境作り出せること。私たちはそのように思っています。